新緑のトラスト地を満喫!広葉樹の森復元になるほど!第4回トラスト地ツアーin 戸倉

5月26ー27日兵庫県の戸倉トラスト地ツアーを開催しました。戸倉トラスト地は兵庫県の宍粟市波賀町という場所に位置し、スキー場が近くにあるほどの豪雪地帯です。5月はベストシーズン。天気もなんとかもち、曇り空の中総勢24名で向かいました。

1日目  戸倉トラスト地を一望

1日目は戸倉トンネルの手前から旧29号線に入り、赤谷山登山口から登りました。赤谷山の頂上付近から当財団のトラスト地に入り、頂上からは戸倉トラスト地が一望できます。登山口から頂上までは距離はそれほど長くはありませんが、傾斜が急な場所もあり、普段登山に慣れていない人にはきつかったと思います。健脚コースと楽ちんコースに分けましたが、参加者のほとんどが健脚コースで約3時間の登山を完遂しました。

 

標高1000メートルぐらいまで、右手に人工林、左手に自然林を見ながら歩いていきます。目線の高さは茶色一色、上を見上げると濃い緑色の葉がついているスギ・ヒノキの人工林に対して、ブナやミズナラ、カエデ、タムシバなどの広葉樹が様々な高さで生えている自然林はとても美しく見えました。

 

頂上に近づくにつれブナが多くなり、ササが地面を覆うようになります。最後のきつい傾斜を登りきると360度見渡すことができ、遠くの山々まで新緑の緑が広がっていました。

トラスト地全景

楽ちんコースは5名で鳥の鳴き声を聞いたり、ゆっくり山の空気を楽しみながら進みました。色々なお話をしながら進みました。楽ちんコースのゴール、「クマの爪痕がついたブナの木」も話しながらだったのであっという間に到着しました。

ブナの木についた無数の爪痕に感激!

 2日目 広葉樹の森復元現場をご案内

2日目は朝から、日本の滝100選にも選ばれている原不動滝を訪れ、イヌブナの原生林から湧き出る名瀑を見ていただき、自然の森にいかに豊富な水が蓄えられているのか、実感して頂きました。

次に、地元の原集落と共に、野生動物のために自然林復元に取り組んでおられる原観光りんご園を訪れ、植樹地や、皆伐地を見学しました。ここでは、一般財団法人日本熊森協会も一緒に森づくりをしており、皮むき間伐や、植樹のイベントをしています。

 

2日目のお昼前からは戸倉トラスト地の沢沿いから中に入りました。昨年より始まったトラスト地で行われている兵庫県の補助金事業、野生動物共生林事業による整備後人工林の様子を見ていただきました。事業では0.58haの人工林を皆伐していて、次は、広葉樹を植えて、野生動物がすめる森を復元していく予定です。皆伐地は斜面に植えられた人工林をバッサリと伐っているので、光がたくさん入っているのがわかります。

 

明るくなった皆伐地を見て、今後の森再生に期待

 

ツアーの一番最後には、広葉樹の森復元を体験してもらおうと、事前に鹿よけネットを張ったエリアに、参加者の皆さんでトチノキを記念植樹しました。

 

参加された皆さんは、「もっとトラスト地を増やしていくべきだと思った」「自然林と人工林を見比べながら歩くことができてよかった」「実際に森づくり体験ができてよかった」など喜んでいただきました。

トラスト地の雄大さ新緑のまぶしさ、不動滝の美しさ、森復元に取り組む原地区の人々の優しさなど心に響くもりだくさんの体験をしていただいたツアーとなりました。

また来年もお楽しみに!

3月14日「世界の何だコレ!?ミステリー」で紹介されました!

3月14日、フジテレビの「世界の何だコレ!?ミステリー」で静岡県の佐久間トラスト地が取り上げられました。

南アルプスの南端にある佐久間トラスト地を衛星写真で見ると、濃い緑一色の人工林地帯に、茶色い四角の「何か」がたくさんあるように見えます。現地を訪れ、この正体を突き止めるという番組でした。

 

衛星写真で見てみると

 

 

もっと近づいてみると、、これは何?

 

佐久間トラスト地では、奥山保全トラストが静岡県の「森の力再生事業」を使って、自然の森を復元するため、スギの人工林を大規模に群状間伐しています。茶色く四角く見えるのはスギの皆伐地でした。地元の佐久間森林組合に委託し、これまでに60ヘクタール、7万本を超えるスギを伐採しており、全国でも例がない大規模な森再生に挑戦しています。

 

 

佐久間トラスト地内の大規模伐採の様子

 

奥山保全トラストが全国TVに出ます!

公益財団法人奥山保全トラストがテレビに出ます!

フジテレビ「世界の何だコレ!?ミステリー」という番組より、取材を受けました。どんな内容かはミステリ-なのでお楽しみです♪

以下の内容で放送されます。

 

<番組名>世界の何だコレ!?ミステリー(フジテレビ・関西はカンレテレ)

<放送予定日時>2018年3月14日(水)19:00~20:54

番組HPはこちら

 

番組中の20分弱が当財団トラスト地の内容だそうです。番組内での放送時間は分かりませんが、是非ご覧ください!

トラスト便り11号発行しました。

トラスト便り11号を発行しました。

現在進んでいる兵庫県戸倉トラスト地のパイロット事業と、調査についてです。

会員の皆様、ご寄附頂いた皆様、には順次お送りしていきます。

よろしくお願い致します。

トラスト便りはこちらからご覧ください。

まさに野生動物の生息地!白川郷トラスト地ツアーで皆さんをご案内しました!

2017年のトラスト地ツアーは、公益財団になって初めて購入した白川郷トラスト地のお披露目として企画し、28名の方にご参加いただきました。台風が近づき、行程を変更しながらでしたが、目的地を全て回ることができました。

白川郷トラスト地は、庄川源流域の標高約1200m付近にある43haの天然林で、周囲には200年を超えるブナ林など原生林が広がる豊かな森です。

世界遺産の白川郷合掌造り集落のすぐ近くから、林道に入りトラスト地に向かう途中、コナラやクリの木にできたクマ棚がありました。「初めて見ました!」という声が多く、皆さん大喜び。トラスト地とその周辺にはクマの痕跡がたくさんあり、夏の調査では、2頭のクマも目撃されています。

トラスト地 全景

トラスト地に行くまでに見つけたクマ棚

林道を50分ほど登り、トラスト地の全景が見える場所に到着、そこから谷を越えて、トラスト地の中へ少し入りました。

トラスト地を見学後、車で30分ほど移動し、白山国立公園内にある大白川園地に向かいました。ここは、ブナやミズナラなどの巨木が立ち並ぶ原生林で、参加者は大きなブナを両手で抱えたりしながら、原生林を体感していました。展望台からは、既に雪が積もり白くなった白山を望むことができました。

2日目の朝、世界遺産の白川郷合掌造り集落を見学しました。この日は、年に一度実施される消防訓練のための一斉放水の日で、偶然にとても珍しい光景を見ることができました。

参加者のみなさんも、野生動物たちの息づかいを感じられる豊かな森を体感していただけたようで、「山の解説がわかりやすく楽しかった」「パワーをいただけた」「雨の森林もよかった」との感想をいただきました。

今後も「トラスト」により水源の豊かな森を守ることの意義を実感いただけるツアーを企画しますので、ぜひご参加ください。

 

戸倉トラスト地 人工林部分の広葉樹林化を行政と進める

兵庫県宍粟市の戸倉トラスト地は購入するときに約1割の10haほど人工林が含まれていました。その人工林部分を広葉樹林化していくために、2年前から兵庫県の補助事業である広葉樹林化パイロット事業を使って手を入れる計画を進めています。

兵庫県と森林組合と一緒に現地確認

5月18日、この日は兵庫県庁の職員と森林組合そして奥山保全トラストの理事長はじめ3名のスタッフで現地調査を実施しました。

パイロット事業は人工林部分の3割ほどを、定性間伐ではなく小面積で伐ることにより広葉樹林化を促していくものです。

伐採が終わった後に広葉樹を植えてシカ対策の防除ネットを設置するので、あまり奥地では作業できません。

さらに戸倉トラスト地は地元の水源となっているので川を汚すことができず、大型の重機を入れて伐採木を搬出することが難しい場所です。そのため今回は伐採木を搬出せずに地面に並べて、隙間に苗木を植えていくという方法をとります。

戸倉のスギは結構太い!

シマヘビが出迎えてくれました

ニリンソウ。少しずつ花が咲いてきてました。

ウワミズザクラも花が咲いていました

植樹地の苗木も開葉してきました

広葉樹林の緑がとても美しかったです

広葉樹林化パイロット事業は6月中旬から始まる予定です。広葉樹林化は時間がかかりますが、一歩ずつ進めていきます。

パネル展無事終了しました

4月中に、播州信用金庫西宮支店様にて開催させていただいておりました、当財団のパネル展は無事終了しました。

播州信用金庫様にはこのような機会をいただき、大変感謝しています。

今後も、パネル展の場所をご提供いただける方がいらっしゃいましたら、是非ご紹介ください。

パネル展@播州信用金庫西宮支店

4月1日~28日まで、播州信用金庫西宮支店様(兵庫県西宮市和上町1番27号

TEL (0798)22-7321)のATMコーナーにてパネル展をさせていただくことになりました。

播州信用金庫様のご厚意に感謝いたします。

ぜひご覧ください。

展示の様子

 

岐阜県白川郷で自然林43haを取得!

平成29年3月13日、公益財団法人奥山保全トラストは、岐阜県白川村で自然林43haを購入しました。

取得した自然林は、当財団の13番目のトラスト地となり、これにより当財団の所有するトラスト地の総面積は1987haになりました。

購入資金には、わずかに残る貴重な自然を開発から守って保全してほしいという市民からいただいた寄附金を使わせていただ きました。

ご寄附いただいた方をはじめ、今回のナショナル・トラスト実現にご協力いただいた全てのみなさまに感謝申し上げます。

購入場所地図

取得した白川郷トラスト地(43ha)の概要

 

購入前の現地調査では、周辺でカモシカやツキノワグマ等の生物の痕跡が確認されており、水源の森としても、多種多様な生物の生息地としても保全の意義のある場所として、今回の購入を決定しました。

森林全体が遷移過程にある天然林であるため、今後は手をいれることなく、自然状態のまま永久に保全をしていきます。

ウワミズザクラについたツキノワグマの爪痕

また、岐阜県在住の当財団支援者の方々とともに、トラスト地内部の動物や植生調査等を進め、地域の貴重な財産として水源の森をトラストする意義を広めていきたいと考えています。

かつては日本のどこにでもあった奥山の豊かな原生的な森ですが、開発やスギ・ヒノキの人工林化により、その多くが失われています。

文明の基盤である奥山水源域の豊かな森を保全・復元していくことは、21世紀の重要な課題であり、当財団にもさらなるナショナル・トラストを進めてほしいという声が多く届いています。

今後も、次世代のため、全ての生きもののため、水源の森を守るナショナル・トラスト運動を全国で進めていきます。

パネル展終了しました。

1月27日から1か月間、中兵庫信用金庫様で開催していましたパネル展は無事終了しました。中兵庫信用金庫ウッディタウン支店様には、とても感謝しています。

また、今回は会員様からのご紹介で展示させていただくことができました。ありがとうございます。

これからもパネル展示させていただける場所がございましたらご紹介いただけたら嬉しいです!