戸倉トラスト地 人工林部分の広葉樹林化を行政と進める

兵庫県宍粟市の戸倉トラスト地は購入するときに約1割の10haほど人工林が含まれていました。その人工林部分を広葉樹林化していくために、2年前から兵庫県の補助事業である広葉樹林化パイロット事業を使って手を入れる計画を進めています。

兵庫県と森林組合と一緒に現地確認

5月18日、この日は兵庫県庁の職員と森林組合そして奥山保全トラストの理事長はじめ3名のスタッフで現地調査を実施しました。

パイロット事業は人工林部分の3割ほどを、定性間伐ではなく小面積で伐ることにより広葉樹林化を促していくものです。

伐採が終わった後に広葉樹を植えてシカ対策の防除ネットを設置するので、あまり奥地では作業できません。

さらに戸倉トラスト地は地元の水源となっているので川を汚すことができず、大型の重機を入れて伐採木を搬出することが難しい場所です。そのため今回は伐採木を搬出せずに地面に並べて、隙間に苗木を植えていくという方法をとります。

戸倉のスギは結構太い!

シマヘビが出迎えてくれました

ニリンソウ。少しずつ花が咲いてきてました。

ウワミズザクラも花が咲いていました

植樹地の苗木も開葉してきました

広葉樹林の緑がとても美しかったです

広葉樹林化パイロット事業は6月中旬から始まる予定です。広葉樹林化は時間がかかりますが、一歩ずつ進めていきます。

パネル展無事終了しました

4月中に、播州信用金庫西宮支店様にて開催させていただいておりました、当財団のパネル展は無事終了しました。

播州信用金庫様にはこのような機会をいただき、大変感謝しています。

今後も、パネル展の場所をご提供いただける方がいらっしゃいましたら、是非ご紹介ください。

パネル展@播州信用金庫西宮支店

4月1日~28日まで、播州信用金庫西宮支店様(兵庫県西宮市和上町1番27号

TEL (0798)22-7321)のATMコーナーにてパネル展をさせていただくことになりました。

播州信用金庫様のご厚意に感謝いたします。

ぜひご覧ください。

展示の様子

 

岐阜県白川郷で自然林43haを取得!

平成29年3月13日、公益財団法人奥山保全トラストは、岐阜県白川村で自然林43haを購入しました。

取得した自然林は、当財団の13番目のトラスト地となり、これにより当財団の所有するトラスト地の総面積は1987haになりました。

購入資金には、わずかに残る貴重な自然を開発から守って保全してほしいという市民からいただいた寄附金を使わせていただ きました。

ご寄附いただいた方をはじめ、今回のナショナル・トラスト実現にご協力いただいた全てのみなさまに感謝申し上げます。

購入場所地図

取得した白川郷トラスト地(43ha)の概要

 

購入前の現地調査では、周辺でカモシカやツキノワグマ等の生物の痕跡が確認されており、水源の森としても、多種多様な生物の生息地としても保全の意義のある場所として、今回の購入を決定しました。

森林全体が遷移過程にある天然林であるため、今後は手をいれることなく、自然状態のまま永久に保全をしていきます。

ウワミズザクラについたツキノワグマの爪痕

また、岐阜県在住の当財団支援者の方々とともに、トラスト地内部の動物や植生調査等を進め、地域の貴重な財産として水源の森をトラストする意義を広めていきたいと考えています。

かつては日本のどこにでもあった奥山の豊かな原生的な森ですが、開発やスギ・ヒノキの人工林化により、その多くが失われています。

文明の基盤である奥山水源域の豊かな森を保全・復元していくことは、21世紀の重要な課題であり、当財団にもさらなるナショナル・トラストを進めてほしいという声が多く届いています。

今後も、次世代のため、全ての生きもののため、水源の森を守るナショナル・トラスト運動を全国で進めていきます。

パネル展終了しました。

1月27日から1か月間、中兵庫信用金庫様で開催していましたパネル展は無事終了しました。中兵庫信用金庫ウッディタウン支店様には、とても感謝しています。

また、今回は会員様からのご紹介で展示させていただくことができました。ありがとうございます。

これからもパネル展示させていただける場所がございましたらご紹介いただけたら嬉しいです!

パネル展@中兵庫信用金庫ウッディタウン支店

この度、兵庫県三田市の会員様からのご紹介で、中兵庫信用金庫三田本部ウッディタウン支店様(三田市けやき台1-4-3)の1階ロビーにてパネル展を開催させていただくことになりました。財団の宣伝をする大変貴重な機会をいただき心より感謝しています。

期間は、2017年1月27日~2月27日の1か月間です。お近くに来られた方は、ぜひごらんください。

中兵庫信用金庫ウッディタウン支店 様

パネル展示風景

パネル展無事終了しました

11月14日から三井住友信託銀行様で開催していたパネル展(http://okuyamatrust.org/blog/?p=600) は、12月22日で期間が終了しました。三井住友信託銀行様にはとても感謝しています。

これを機にパネルの作成を行うことができ、今後は様々な所でこのような機会をいただければと思っています。どこか素敵なパネル展示スペースをご存知の方是非お知らせください!

パネル展開催中です!

三井住友信託銀行 梅田支店・阪急梅田支店(大阪府大阪市北区角田町8番47号(阪急グランドビル2階、阪急百貨店東隣)にて当財団のパネル展を開催しています。

当企画は三井住友信託銀行様が、銀行の通路に展示をして、来られたお客様の目を楽しませたり、社会活動を応援したりという目的で企画されています。今まで当財団をご存じなかった方に知ってもらういい機会をいただいて大変感謝しています。

期間は2016年11月14日~12月22日です。是非みにきてください!

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第2回トラスト地ツアーin 白山、原生的な森に感動!

5月29日(日)公益財団法人になってから2回目のトラスト地ツアーを開催しました。

場所は、石川県白山市の白山国立公園内にある白山トラスト地(2008年取得、22ha)です。

石川県の小松駅を出発し、白山国立公園入口を抜けるとほどなくして、白山トラスト地です。

トラスト地の北半分は、木が伐られず、ブナやミズナラなどの原生的な森が残っています。南半分は、元々、トチ、ブナが広がる森でしたが、人にとって利用価値の高いトチ等が伐られ、現在は元の森へと遷移中の森で、オニグルミがたくさん生えています。山の実りの凶作の時は、クマたちがオニグルミの実を必死で食べていたようです。

トラスト地の中では、クマハギ(クマがスギの形成層をかじり、樹皮をはいだ痕)やクマが実を食べるために枝を折った後の残るオニグルミの木などを観察しました。新緑の中に、希少植物である黄色い花のコケイランや、ピンクの花がきれいなタニウツギなどがみられ、参加者の目を楽しませてくれました。

昼食後は、日本でも有数の原生的自然の残る場所である白山国立公園内の原生林を楽しんでいただこうと、釈迦新道登山口から森の中に入り散策しました。最初数十メートルのスギ林を抜けると、苔むした大きな岩があり、そこから先は山野草、中低木、高木と上から下まで、様々な高さの植物に覆われた天然の森が広がっていました。上の方には、ブナの巨木が群生しているところがあり、生命力にあふれた豊な森に、参加者のみなさんも大感激でした。

「大自然を身近に感じられ、豊かな気持ちになりました」「ブナ林の新緑がとても美しかった」などの感想をいただきました。

次回のトラスト地ツアーも計画中です。またホームページなどでお知らせしますので、是非ご参加ください!

白山国立公園

白山国立公園

トラスト地内に生息する希少種 コケイラン

トラスト地内に生息する希少種 コケイラン

タニウツギ

タニウツギ

緑に覆われた天然林の中を歩く

緑に覆われた天然林の中を歩く

瑞々しい森の中

瑞々しい森の中

 

 

第1回トラスト地ツアー開催!

11月1日、静岡県浜松市佐久間町にある財団所有のトラスト地でツアーを行いました。

このトラスト地がある、浜松市天竜流域は、人工林が75%という大人工林地帯です。その中でわずかに残っている広葉樹林帯を含め、294haを2006年に購入しました。今回のツアーでは、参加者の皆様に、この地で行われている大規模な自然林復元現場をご覧いただこうと企画しました。

当日は天候にも恵まれ、ハイキング日和となりました。浜松駅前からマイクロバスに乗り、一時間半ほどでトラスト地に到着です。参加者も様々で、兵庫や大阪、名古屋、一番遠い方は高知県からご参加くださった方がいらっしゃいました。

トラスト地に到着すると、佐久間森林組合の方々に大規模な間伐をしていただいている場所を見るため、山の中に入りました。半分ほど行ったところにとても明るく開かれた場所があり、8年ほど前に列状に間伐されたところでした。既に背の高い広葉樹も生えていて、自然林に戻っているのがよく分かります。

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それ以外にもヒノキやケヤキの巨木を見て頂いたり2年前の群状間伐跡地、ボランティアの方々で間伐してくださっている地点など見て頂きました。今はまだ植生が戻ってきているとは言えませんが、また数年後には広葉樹が生えてきて、復元されているのだろうと想像すると楽しみです。

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トラスト地は、開発から自然林を守るという目的で購入されているため、歩きやすい登山道があるわけではありません。道が悪いところもありましたが、参加者の皆さん全員が無事行程を終えることができました。

 

ツアーを終えて、「実際の保全活動の現場を見ることができて良かった」「トラスト地の広さに驚いた」「数年後にまたみにきたい」など様々なうれしい感想をいただきました。