熊本県山都町(31㏊)、宮崎県延岡市北川町(10ha)でトラスト地が誕生! 奥山保全トラストの所有山林は2028㏊になりました

人工林率の高い九州でのトラスト

当財団は、スギ・ヒノキの人工林率が高い、九州で、奥山の水源域の天然林を保全、再生する動きを広めるため、九州でのトラスト実現をめざし、候補地を探してきましたが、この度、熊本県と宮崎県の2か所で、新しいトラスト地を取得することに成功しました!

 

拡大造林政策により、全国で奥山にまで植えられたスギやヒノキの人工林1030万㏊ のうち、3分の2が放置されて大荒廃しています。広大な放置人工林は、山の保水力を著しく低下させ、豪雨のたびに崩れて人命や財産が失われています。

九州の人工林率は6割を超えていますが、2017年の北九州豪雨災害でも人工林が大規模に崩れ、尊い生命が失われました。

当財団は、水源や生物多様性保全、災害防止のためにも、今ある天然林を守り、放置人工林を保水力豊かで災害に強い天然林に戻すべきだと考えています。

 

九州で、スギの伐採跡地は天然林に戻っていく

今回トラストする森林のうち、宮崎県延岡市北川町は奇跡の清流と言われる小川の源流の天然林です。

熊本県山都町の土地は、人工林の皆伐跡地ですが、九州では暖かい

気候の影響もあり、伐採跡地を放置しておけば、照葉樹の天然林が自然と再生していきます。今後、50年、100年かけて、天然林に再生していく様子を観察していきたいと考えています。

九州の森は、伐採跡地を放置しておけば自然林に戻っていきますので、豊かな森再生のため、奥山の水源域や林業に適さない場所は伐採跡地に、スギ・ヒノキを植えず、天然林へ戻していく運動を広げていきたいです。

購入資金には、豊かな森を開発等から守りたいという一般市民からいただいた寄附金を使わせていただきました。ご支援いただいみなさんありがとうございました。

取得したトラスト地は、日本熊森協会熊本県支部・宮崎県支部を中心に植生の回復を経過観察すると共に、水源の森として、動植物の貴重な生息地として、次世代に引き継ぎ永久に保全していきます。

今後も、九州をはじめ、全国で、豊かな森の保全をめざしてトラストを続けて行きたいです。

 

今回取得したトラスト地の詳細は以下です。

熊本県上益城郡山都町

宮崎県延岡市北川町

 

宮崎県、熊本県で記者会見をしました

九州での2か所のトラスト地誕生を記念して、8月27日、宮崎県庁で日本熊森協会の宮崎県支部のみなさんと熊本県庁で日本熊森協会熊森県支部、福岡県支部のみなさんと記者会見をしました。

複数のメディアに取材をしていただき、地元でのテレビや新聞記事になりました。支部のみなさんも、生物多様性に富み、災害に強い森を次世代のために守りたいと熱く語りました。

熊本県での記者会見のようす

宮崎県での記者会見のようす

人を含むすべての生きものの共有財産として、豊かな森を保全していく、当法人のナショナル・トラスト運動をご理解いただき、ぜひ、取材していただきたいです。

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