紅葉真っ盛り!第6回トラスト地ツアーを開催しました!

11月8日、岐阜県本巣市根尾越波トラスト地(2018年、2019年取得)に皆様をご案内しました。スタッフも含め総勢16名の参加、コロナ感染防止の観点から、宿泊や大型バスの利用をやめ、現地集合現地解散の日帰りツアーとなりましたが、紅葉や地元の方々との交流を楽しみ、充実した1日となりました。

 越波村の集会所にて

この山を当財団に譲ってくれた松葉五郎さんが住む越波村集落の集会所を借り、お話を聞きながら、地元の方々や参加者の皆様と交流させていただきました。

米田真理子理事長のあいさつに続き、松葉さんのお話、その後、当財団を力強く応援くださっている白鳥哲監督にお言葉をいただきました。

松葉さんは「ずっと広葉樹のおかげで生きてこれた」と語ってくださいました。戦後、生活が困窮したなか、クリをお米と交換した話や、サワグルミで下駄を作った話など、広葉樹によって家族が生きることができ、ご自身がどれほど自然の恵みに感謝してきたか、お話しくださいました。また当時町からは、たくさん山を持っているからスギ、ヒノキを植林をするように言われたこともあったのですが、「広葉樹は大切だ」と植林をすることなく、信念を貫かれたとのこと。最後は「この山を世界遺産の白神山地のようになるまで守っていってほしい」と締めくくられました。

白鳥監督は「松葉さん、よくこの広葉樹林を守ってくださいました」と力強くお話されました。今、世界中で水不足の現象が起こっている。世の中が「お金、お金」と、経済優先で動いているが、生命を育む水源がいかに大切か。目先の”お金”にとらわれることなく、水源の森を守ってこられた松葉さんに感謝の言葉を述べられました。

 

日本熊森協会岐阜県支部の方々が昼食をご用意くださいました。無農薬の玄米おにぎりや菊芋の煮物、白和え、伊達巻き、瓜のお漬物、焼きリンゴやごまのケーキなど、手作りの心温まるお料理をいただきながら、楽しい時間を過ごすことができました。

地元集落の方も、「弘法イモ」のえごま和えを作って来てくださって、美味しくいただきました。

岐阜県支部の皆さん手作りお弁当と「弘法イモのえごま和え」(下段真ん中)

地元の越波村の村長さんや後藤さんが話してくださったことも入れてくださいませませ。地元の方々や参加者の皆様と交流し、充実の時間を過ごしました。

越波村の皆さん、参加者の皆さんと

紅葉がまさに見頃!色とりどりに染まったトラスト地のなかへ!

お昼ご飯の後はいよいよトラスト地見学です。1週間前に下見に来たときは、まだ紅葉までもう少しという感じでしたが、11月8日は紅葉真っ盛り。車で林道を抜けていくときも黄色や赤に彩られたアーチの中をずっと走っているようで、とても美しい森の姿を皆様にご覧いただくことができました。

 

見学コースは、高さ20mほどの三段滝、樹齢300年以上のトチ、カツラの巨木、トラスト地が一望できる場所へのハイキングです。

 

お参りすると病気が治るという三段滝から豊富に湧き出す水は、まさに「水源の森」を体感することができます。近年自然の森でも下層植生が消えている場所は多くみられますが、ここはある程度の下草もまだ残っていて、植物の種類も多い場所なので、目を楽しませてくれました。

三段滝

その後、樹齢300年以上のトチ、カツラの巨木を見学しました。雨上がりだったからか、10m以上離れたところからもカツラの特徴でもある砂糖を焦がしたような甘くこうばしい香りがしていました。トチノキの大きく立派な幹に触れると、何百年も生き抜いた木の迫力や時の流れを感じました。巨木が持つ生命力と癒しの力は、私たちの心と体に力を与えてくれるような気がしました。

カツラの木の下で

トチノキ、登れます

 

最後は20分程度の登山をして、トラスト地を上から一望できる場所に行きました。そこは、黄色や金色、燃えるような朱色など、色とりどりに染まった絶景が広がっていました。地図を見ながら三段滝の場所や松葉さんのお話に出てきた場所なども確認し、トラスト地の広さを目の当たりにしました。

トラスト地一望地点にて

解散前には、根尾谷の天然記念物「菊花石」を販売しているお店「一石庵」に立ち寄り、菊花石の説明をいただきました。自然にできた菊の模様はすべて一点ものです。参加者の皆様ご存じでない方が多く、初めて見る菊花石を楽しんでおられました。

参加の皆様から「紅葉のベストタイミング!」「松葉さんのお話が聞けたのはよかった」「岐阜の自然のすばらしさに感動した」など感想をいただきました。

日帰りではありましたが、根尾の大自然と紅葉にふれ、地元の方々と交流し、感動の一日になりました。

今後も楽しい企画をしていきたいと思いますので是非ご参加ください!

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